本プログラムは、中長期的に我が国が国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素となる先端的な重要技術について、科学技術の多義性を踏まえ、民生利用のみならず公的利用につながる研究開発及びその成果の活用を推進するものです。具体的には、経済安全保障上の我が国のニーズを踏まえつつ、個別の技術の特性や技術成熟度等に応じて適切な技術流出対策をとりながら、研究開発から技術実証までを迅速かつ柔軟に推進します。
制度・運用
本プログラムは、経済安全保障推進会議及び統合イノベーション戦略推進会議の下、内閣府、文部科学省及び経済産業省が中心となって、府省横断的に、経済安全保障上重要な先端技術の研究開発を推進します。
具体的には、有識者等で構成されるプログラム会議における検討を経たうえで国のニーズ(研究開発ビジョン)を上記二つの閣僚級会議で決定し、これを実現するための研究開発を公募により推進します。
また、研究成果を社会実装に繋げていくため、研究実施段階において経済安全保障推進法に基づく協議会等による伴走支援を実施します。
- 経済安全保障重要技術育成プログラムの運用に係る基本的考え方について(令和4年6月17日内閣総理大臣決裁))(PDF形式:151KB)
- 経済安全保障重要技術育成プログラムの運用・評価指針(PDF形式:741KB)
- 経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律(経済安全保障推進法)に関する情報について
※本プログラムの基金は科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律に基づく基金であり、経済安全保障推進法における指定基金として指定されています。
今回、JSTが研究開発課題を募集する研究開発構想(プロジェクト型)は以下の通りです。
先端センシング技術を用いた海面から海底に至る海洋の鉛直断面の常時継続的な観測・調査・モニタリングシステムの開発
PD:高木 健(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)
超音速・極超音速輸送機システムの高度化に係る要素技術開発
PD:大林 茂(東北大学 流体科学研究所 教授)
今後もJSTは、研究開発構想に基づき、研究開発課題の募集を順次行う予定です。
主なスケジュール
応募締切 | 2023年4月5日(水) 午前12:00(正午) 厳守 |
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書類選考期間 | 2023年4月中旬~4月下旬 |
面接選考期間 | 2023年5月中旬 |
選考結果の通知・発表 | 2023年6月下旬 |
※書類選考期間以降はすべて予定です。今後変更となる場合があります。
※対面での面接を予定しておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況等によっては面接選考方法を変更することがあります。
※面接を行う具体的な日時は、JSTから面接選考対象者へ連絡いたします。
お申込み、詳細は次のURLをご確認ください
https://www.jst.go.jp/k-program/koubo/
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