【JICA】エチオピア スタートアップ イノベーションピッチ(12/9)

2022年12月1日
【JICA】エチオピア スタートアップ イノベーションピッチ(12/9)

JICAとエチオピアの革新・技術省(Ministry of Innovation and Technology of Ethiopia)は、開発途上国のイノベーション・エコシステム構築を支援するJICAのProject NINJA(Next Innovation with Japan)(注)の一環として、日本・欧米・エチオピアの投資家や企業、アフリカに関心のある皆様を対象に「エチオピア スタートアップ イノベーションピッチ」を開催します。114社の応募の中から選ばれたエチオピアを代表するスタートアップ8社がピッチを行い、エチオピアのスタートアップの魅力について日本や世界に発信します。
ピッチは参加形式で、当日の皆さまの一票によって1位のスタートアップが決定いたします!ぜひ奮ってご参加ください。

(注)Project NINJA(Next Innovation with Japan)は、JICAの開発途上国におけるビジネス・イノベーション創出に向けたスタートアップ・エコシステム構築・起業家支援活動として2020年1月に始動しました。

世界が注目するアフリカ・エチオピアのテックマーケット

世界的にデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、アフリカのテクノロジーを活用した新しいビジネスへの注目が集まり、潜在市場に着目した欧米からの投資が活発化しています。人口約1億1,200万人のエチオピアは、スタートアップがビジネスを展開するのに十分な市場規模を有します。近年、通信環境の緩和やデジタル経済の拡大に向けた政策の推進により、デジタル経済への移行が進み市場の成長は大きいと予想される一方で、企業の競合が少ない、ポテンシャルに満ちた国です。

イベント詳細

  • イベント名:エチオピア スタートアップ イノベーションピッチ
  • 共催:独立行政法人国際協力機構(JICA)、エチオピア革新・技術省(Ministry of Innovation and Technology of Ethiopia, MinT)
  • 日時:2022年12月9日(金)17:00~19:00(日本時間)

ピッチ登壇者

Mr. Tigabu Haile

Eshi Express(イシ エクスプレス), CEO
「バイク・自転車・公共交通機関×若手人材」で中小企業向けに新たな価値提供を目指す物流ビジネス。今までエチオピアには無かった柔軟な配送時間(当日・翌日配送)や手間のかからない物流サービス(混載・最適化)を実現し、中小企業の物流コストを削減、中小企業の成長を後押しする。失業者が多いエチオピアで、運搬者として約200名にわたる若者を既に雇用し、多くの雇用機会を生み出している。

Mr. Daniel Getachew

Guzo Technologies PLC(グゾー・テクノロジーズ), CEO
XRサービス(注2)とIoTソリューション、Web3.0に特化したITおよびメディア企業を創業。エチオピアの文化遺産をゲーム化するEpicGamesを開発するなど、エチオピアだけでなく、コンゴ民主共和国、ナイジェリアなど幅広い地域で観光やエドテック(教育)業界等の分野でビジネスを展開する。
(注2)XR(クロスリアリティ)は、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)など、現実と仮想の世界を融合して疑似体験を提供する空間を創り出す画像処理技術の総称。

Ms. Betelhem Fikre

Leading Edge Trading PLC(Zafree Papers)(リーディング・エッジ・トレーディング(ザフィ ペーパー)), COO
農業廃棄物を利用して、木材を一切使用しない無漂白のパルプや紙・紙製品を製造し、環境に優しい紙のソリューションを展開するクリーンテック。森林破壊への解決策を提示するとともに、外貨・資金・原材料不足が理由で低品質かつ高価格な紙製品しか流通していないエチオピア国内の製紙業界に一石を投じ、製紙業界のあり方を変えることを目標としている。

Mr Leoul Mekonnen Tsehay

Infinity Technology PLC(インフィニティ・テクノロジー), CEO
Hulugramは、エチオピアの3,000万人のインターネットユーザーをつなぐ、LINEに似たチャットのソーシャル・プラットフォーム。アプリ1つで、チャットによるコミュニケーションだけでなく、タクシー等の呼び出し、ショッピング、各種支払い、デジタルウォレット、他社のアプリケーション利用も可能となる。

Mr. Tigabu Abriham Sumamo

Omishtu-Joy Agtech Engineering(オミシュツジョイ・アグテック・エンジニアリング), CEO
Omitshu-Joy AgtechEnginneringは、エンジニアリングと農業の専門家により設立された、エチオピアの農家にデジタルサービスを提供する企業。土壌を検査することで適切な作物や肥料を見つけることができる装置を活用し、どのような土壌にどのような作物が適しているかを農民にアドバイスするコンサルティングサービスを行う。

Ms Mastewal Yohannes Agonafir

Taskmoby(タスクモビー)、Product leader
モバイルアプリと専用コールセンター(#8191)を活用し、顧客と修理技術者や育児・家事代行等のホームサービス事業者をつなぐ。スキルがあるにもかかわらず失業中の多くの若者や女性にトレーニング機会を提供し、エチオピアの雇用創出に貢献する。

Mr Abiye Tadeos

Anabi Agritech Solutions PLC(アナビ・アグリテック・ソリューションズ), CEO
はちみつの生産性に貢献するAIを活用したスマート養蜂箱を生産・販売。受粉の不足と飼料化という、世界におけるはちみつ生産の課題解決の促進を目指す。

Mr Abrhame Endrias

Green Agro Solution PLC – Lersha(グリーンアグロソリューションPLC – Lersha)
農家の生産性を向上させるデジタルプラットフォームを展開。農家はワンストップのデジタルサービスによって、農作物の購入や農機サービス、天候についてのアドバイスなどが利用可能になる。エチオピアの5つの地方に拡大し、現在642人を雇用、71,000人の零細農家がサービスを利用している。

スピーカー

Mr.Haile, Selamyhun Adefris

エチオピア革新・技術省/Ministry of Innovation and Technology of Ethiopia, Director General Innovation Development and Research
エチオピア革新・技術省長官。エチオピアのスタートアップ支援に関連する政策立案・実行・プログラム実施に関わる。

半田 滋 氏

AAIC Investment Pte. Ltd., Director.
経歴:2015年よりAAIC InvestmentのDirector。アフリカ向けVCにおけるスタートアップ投資のソーシング、DDから投資実行までを担う。投資後はボードメンバーやメンターとして投資先の他国展開や資金調達を支援。また、アフリカや東欧地域において、国際協力機構とアクセラレーションプログラムを実施し、スタートアップの発掘、成長支援を実施。日本企業の新興国でのスタートアップとの事業マッチングや、グローバルヘルスにおける事業展開の支援も行っている。

原 祥子 氏

JICA専門家 スタートアップエコシステムアドバイザー
JICA経済開発部でアフリカ地域の起業家・中小企業支援プロジェクトの企画・運営に従事した後、現在はJICAの技術協力専門家として、エチオピアにて革新・技術省(Ministry of Innovation and Technology:MinT)とともに、スタートアップ・エコシステム構築支援に携わる。アクセラレーションプログラムや、イノベーション人材育成支援、政府/現地スタートアップ支援機関向けのスタートアップ関連研修などを実施。


お申込み、詳細は次のURLをご確認ください

https://jicaethiopiastartups.peatix.com/

掲載内容は、掲載日時点のもので、掲載内容に注意を払って確認をしていますが、変更や転載誤り等の可能性がありますので必ず公式サイトをご確認ください。


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