KISTECでは、2023年4月より新たに吸音率測定システム
(日本音響エンジニアリング製)を導入いたします。
これを機会に「吸音・遮音技術フォーラム」を開催いたします。
吸音や遮音技術の基礎や新たに導入する機器の紹介を行うとともに
KISTECや企業での吸音特性評価や吸音材開発についての取り組みも紹介します。
日時
令和5年2月24日(金)
13:30~16:30
参加費
無料
開催方法
【ハイブリッド】
・WEB(定員100名程度)
・対面(定員30名程度)
会場:海老名本部
カンファレンスルーム
プログラム
時間 | 内容 |
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13:30 ~ 13:35 | 開会挨拶 機械・材料技術部長 高木 眞一 |
13:35 ~ 15:10 | 「静音化のための音響材料(吸音・遮音)の基礎知識と評価方法」 日本音響エンジニアリング株式会社 中川 博氏 【講演概要】 近年、家電製品・情報機器・自動車などの業界をはじめとした様々な産業分野で、音の静粛性が製品の付加価値として関心がますます高まりつつあります。それに伴い、静粛性を高めるとともにコンパクトで軽量といった要求も満たす、材料の選択や組合せに配慮した音響材料(吸音材料、遮音材料)開発が活発に進められています。 このように音響材料の開発には、吸音・遮音についての基本モデルと材料特性の基礎知識、そして開発した製品の適切な評価技術が大切です。 本講演では、吸音・遮音についての基礎知識や、新しく導入した音響管を用いた『音響材料特性測定システム』を用いた様々な評価技術について、初めて学ぶ方に対してもわかり易くご紹介いたします。幅広い分野および業種の方々のご参加をお待ちしています。 |
15:10 ~ 15:25 | (休憩) |
15:25 ~ 15:40 | 「KISTECにおける吸音特性評価の取り組み」 機械・材料技術部 機械計測グループ 小島 真路 【要旨】 KISTECではこれまでに、グラスウールの垂直入射吸音率を理論予測する手法について検討してきました。 細繊維グラスウールを対象として、流れ抵抗から音響パラメータを予測するMiki修正モデルを作成し、実測やMikiモデルを用いて得られる垂直入射吸音率と比較した結果について報告します。 |
15:40 ~ 16:10 | 各企業での取り組み事例発表 「防音材料開発における旭ファイバーグラスの取り組み」 旭ファイバーグラス株式会社 岡村 和馬氏 【要旨】 弊社はガラス繊維メーカーとして、グラスウールを中心に住宅や産業資材・工業材料製品を製造・販売しております。 グラスウールの製造方法から音響性能値(吸音・透過損失・床遮音)について紹介いたします。 「(株)静科における防音工事の取り組み」 株式会社静科 植木 喜彦氏 【要旨】 弊社の防音パネルは国内特許23件を持つ独自構造であります。性能に対して薄型軽量な上、屋外でも半永久的に使用できる防音パネルとなっております。様々な形状に加工できる特性を活かし、工場や機械の騒音対策・建築上の防音工事などオーダーメイドでの対策事例について紹介いたします。 |
16:10 ~ 16:25 | 意見交換 |
16:25 ~ 16:30 | 閉会 |
主催
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
機械・材料技術部
お申込み、詳細は次のURLをご確認ください
https://www.kistec.jp/forum/20230224sound/
掲載内容は、掲載日時点のもので、掲載内容に注意を払って確認をしていますが、変更や転載誤り等の可能性がありますので必ず公式サイトをご確認ください。