【経済産業省】令和5年度「流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業（物流施設における協働ロボットの効果的な活用事例の創出）」に係る委託先の公募（企画競争）について（〜7/21）

経済産業省では、令和5年度「流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業（物流施設における協働ロボットの効果的な活用事例の創出）」を実施する委託先を、以下の要領で広く募集します。

事業目的・内容

メーカー・卸売業・小売業のサプライチェーンの物流工程において、メーカーから出荷され小売店舗に到るまでに、物流施設での荷積み・荷卸し・ピッキング・仕分け作業等が複数回発生している。

物流分野における労働力不足が顕在化する中、物流施設が中継輸送ネットワークのハブ機能を発揮するためには、物流施設での荷役作業の自動化・機械化を強力に進めていくことが必要不可欠である。

受注に対して単品ごとに必要な個数を在庫から運び出すピースピッキングは時間と労力を要するため、物流ロボットの導入による自動化の効果が大きいと考えられる。

他方、ピースピッキング工程で物流ロボットを効率的に活用するためには、ロボットと人手作業を効果的に組み合わせることや使用環境・運用方法等の標準化の環境整備に取り組むことが重要である。

そこで本事業では、物流施設のピースピッキング工程で協働ロボットを活用するユースケースにおいて、人とロボットの効果的な役割分担を実現することで、業務対象物・業務パターン等への柔軟性と投資効果を高めるような環境整備項目を明確化するための実証実験を実施し、サプライチェーン横断的に自動化機器を導入・稼働しやすい環境の構築につなげる。