カーボンニュートラルの実現に向け、国内の脱炭素に向けた動きが急激に加速しつつあります。 こうした時代の変化を、新たな成長の機会と考え、積極的に取り組む必要があります。 今回のフォーラムでは、カーボンニュートラルの実現に向けた国のビジョンや大学の研究・企業における取組事例を紹介することで、新たなビジネスチャンスの創出に繋げることを目的に開催します。
新型コロナウイルス感染症等の影響による休止を経て、広域的なエリアで産学官金連携による新たなビジネスの創出を目指すための取組が再起動します。
皆様のご参加をお待ちしています。
< 日 時 >
令和4年11月8日(火)16:00~18:30
< 会 場 >
青山学院大学 相模原キャンパス E棟 2階 201教室
※JR横浜線「淵野辺駅」北口より徒歩約7分
< 定 員 >
150名(先着順)
< 参加費 >
無料
< 主 催 >
首都圏南西地域産業活性化フォーラム運営委員会
< 内 容 >
1.基調講演(16:05~)
「経済産業省が進めるカーボンニュートラル政策の取組について」
経済産業省 産業技術環境局 環境経済室
企画官 内野 泰明 氏
2050年カーボンニュートラルの目標実現にあたって、官民が炭素中立型の経済社会に向けた変革の全体像を共有し、新しい時代の成長を生み出すエンジンとしていく必要があります。経済産業省による気候変動政策の最新動向や今後の方向性について、中小企業のカーボンニュートラルへの取組方法や支援策も交えながら、紹介します。
2.事例発表(16:45~)
事例発表①
「BIPVの進展に向けた太陽光発電研究の最前線」
青山学院大学 理工学部 電気電子工学科
准教授 石河 泰明 氏
ZEB(net Zero Energy Building)の促進に向けて、BIPV(Building-Integrated Photovoltaics)への期待が高まっています。設置面積が限られているため変換効率の高効率化が極めて重要ですが、発電性能の長期信頼性も求められます。本講演では、BIPV用太陽光発電素子の最新研究や太陽光発電モジュールを設置した後の発電性能評価技術を紹介します。
事例発表②
「未利用系バイオマス原料からのバイオポリエステル製造の社会実装への取組について」
神奈川工科大学 応用バイオ学部 応用バイオ学科
准教授 仲亀 誠司 氏
ポリエステルの原料として利用されているテレフタル酸は、現在化石資源を原料として化学的プロセスにより生産されています。本研究では、農村地域で発生する未利用系バイオマス資源から、生物学的プロセスによりポリエステルを生産することを目指しています。本技術の社会実装により、バイオマス資源の有効活用による農村地域の活性化や、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量の削減が期待できます。
事例発表③
「新幹線再生アルミの利用と企業連携について」
東海旅客鉄道株式会社 事業推進本部 事業開発東京第二(神奈川県駅PT)
担当課長 日下部 昭彦 氏
現在、地球環境問題は世界規模で取り組むべき課題であり、とりわけ排出量が多いCO2抑制は重要な案件です。鉄道は他の輸送機関に比べエネルギー効率が高く環境負荷が少ないという優位性がありますが、更に廃車となった新幹線の車体アルミの再生利用技術を開発し、建材や車体に利用することで新製アルミ使用に比してCO2排出量を97%もの削減を実施しています。講演では、この開発経緯と様々な企業との連携、まちづくりへの貢献についてお話します。
<講師のご紹介>
経済産業省 産業技術環境局 環境経済室
企画官 内野 泰明 氏
2004年に経済産業省へ入省。資源エネルギー庁調査広報室や日本貿易振興機構ドバイ事務所、在イラク日本大使館や中小企業庁財務課、国土交通省インフラシステム海外展開戦略室への出向などを経て2021年4月から現職。現在は地球温暖化対策法、J-クレジット制度、カーボンニュートラルに向けた中小企業政策等を担当している。
青山学院大学 理工学部 電気電子工学科
准教授 石河 泰明 氏
2003年博士(工学)(奈良先端科学技術大学院大学)。シュツットガルト大学(独)博士研究員、トレド大学(米)博士研究員、シャープ株式会社、奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科 准教授を経て、2020年より現職。太陽光発電やエネルギーハーベスティング技術を主に研究。
神奈川工科大学 応用バイオ学部 応用バイオ学科
准教授 仲亀 誠司 氏
1999年京都大学大学院農学研究科を修了後、王子製紙㈱(現王子ホールディングス)入社、バイオマス資源からの有用物質の生産や、生物学的手法を用いた紙・パルプ製造時の省力化・省薬品化の研究開発に従事。2010年にThe University of British Columbia(カナダ)において、バイオマス資源から糖類を製造する酵素糖化反応において、酵素反応効率を高める方法を見出した研究成果によりPh.D.を取得。2014年から現職に従事し、微生物を用いたバイオマス資源からのテレフタル酸やイソプレンの製造の研究を実施している。
東海旅客鉄道株式会社 事業推進本部 事業開発東京第二(神奈川県駅PT)
担当課長 日下部 昭彦 氏
1991年芝浦工業大学工学部土木工学科卒業後、東海旅客鉄道株式会社入社。東海道新幹線品川駅新設、東京駅中部高架橋改築、中央新幹線建設計画等の大型プロジェクトに携わり、2015年以降、静岡県内の高架下開発を皮切りに商業開発の道を歩み、2020年開業の東京駅八重洲口「東京ギフトパレット」において「新幹線再生アルミ」を開発後、同年より現職。現在、新幹線再生アルミの商品化と、橋本のリニア駅周辺開発検討に取り組んでいる。
<申込方法>
以下URLより、お申し込みください。
URL:https://logoform.jp/form/oWjU/157990
※本フォーラムでは、新型コロナウイルス感染症対策を実施します。
- マスク着用、手指消毒等にご協力ください。
- 事前に検温の上、ご参加ください。
- 37.5℃以上の熱、強いだるさ、息苦しさなど体調がすぐれない方の入場はできません。
<後援>(予定)
経済産業省 関東経済産業局、(地独)神奈川県立産業技術総合研究所、(一社)首都圏産業活性化協会、青山学院大学
<協賛>
西武信用金庫
<協力>(予定)
相模原商工会議所、町田商工会議所、城山商工会、津久井商工会、相模湖商工会、藤野商工会、(公財)相模原市産業振興財団、町田市、多摩高度化事業協同組合、(株)町田新産業創造センター、神奈川県中小企業団体中央会、(株)さがみはら産業創造センター
<パンフレット>
<お問合せ先>
首都圏南西地域産業活性化フォーラム事務局
相模原市 産業支援課 担当:大久保
相模原市中央区中央2-11-15
TEL: 042-707-7154 / E-mail: sangyou.s@city.sagamihara.kanagawa.jp
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