《相模原市内ロボット企業インタビュー記事企画》第1回 技術と地域がつながる街─相模原市のロボット産業

《相模原市内ロボット企業インタビュー記事企画》第1回 技術と地域がつながる街─相模原市のロボット産業

ロボット企業インタビュー記事企画
「歴史を紡ぎ、未来を創る」

さがみロボット産業特区である“相模原市”で最先端の“ロボットビジネス”を行う現場におもむき
その歴史と、ロボット・自動化の今についてお伝えします。

第1回 技術と地域がつながる街─相模原市のロボット産業

初回となる今回は、相模原市がこれまで内陸工業都市として辿ってきた歴史や“ロボットビジネス”に係わる取り組みについてご紹介いたします。

内陸工業都市から“ロボットのまち”へ

「工業立市」を旗印に発展

相模原市は、人口約72万人、首都圏中心部から50km圏内に位置し、企業の集積や交通利便性、立地環境などの優位性がありながら、豊かな自然にも恵まれている都市と自然がベストミックスした、ものづくり企業の立地に適した地域です。

昭和30年に「工業立市」の旗印を掲げて工場誘致条例を制定し、多くの工場を誘致してきた結果、高い技術力を有する全国有数の内陸工業都市として、その地位を確立し、発展してきました。

「ロボットのまち さがみはら」を目指して

しかし近年では、人口減少社会における労働力不足や技術者の高齢化などの構造的な課題への対応や、医療や介護、福祉分野など、様々な用途で私たちの暮らしを支えることを目的として、「ロボット」の活躍が期待されております。

さがみはらロボット導入支援センター

さがみはらロボット導入支援センターのロゴ
https://www.sic-sagamihara.jp/robot/

本市では、産業用ロボットの導入・活用を中心としたものづくり企業の生産性向上を支援するため、平成27年9月に「さがみはらロボット導入支援センター」を開設しました。
ロボット導入に関する相談受付やコンサルティングの他、実践的な研修・セミナーの開催や様々な企業とタイアップした講座を実施し、ロボット導入に関する事業を展開しています。

セミナーで参加者にロボットを紹介している写真
セミナーの様子

さがみはらロボットビジネス協議会

さがみはらロボットビジネス協議会のロゴ
https://www.sagamihara-srbc.com/
組織図

また、平成26年4月に、地域企業、大学等研究機関、金融機関、支援機関が連携し、ロボットビジネスを推進するための地域プラットフォームとして、「さがみはらロボットビジネス協議会」を設立しました。
国際的な大規模ロボット展への共同出展や、企業の技術や製品を掲載する「さがみはらロボット企業ガイドブック」の発刊など、地域企業の魅力発信のほか、セミナーや分科会の開催を通じた、ネットワーク形成や企業連携の推進などロボットビジネスの活性化に取り組んでいます。

さらに、市内企業が開発したロボットの事業化を促進するため、実証支援によるサービスロボットのさらなる普及や、工場の立地等に対する奨励金を交付する「さがみはら産業集積促進事業(STEP50)」において、ロボットをリーディング産業に定めて優遇するなど、様々な企業支援策を展開しています。

またこれまで、将来のロボット人材の育成や社会受容性の向上のため、こどもを対象にしたロボットプログラミング体験、ドローンの飛行の基礎知識講座と操作体験を行う「産業用ドローン体験会」などを実施してきました。

その他、ロボットへの理解を深め、興味や関心を高めるための体験イベントも実施しており、今後の普及啓発に繋がる事業を行っていきます。

これからも相模原市は「ロボットのまち さがみはら」を目指し、多くのステークホルダーの皆様とロボットビジネスの可能性にチャレンジしていきます。

「ロボットのまち さがみはら」事業紹介編

「ロボットのまち さがみはら」企業ドキュメンタリー編

次回からは、相模原市内でロボットビジネスを展開する企業に同社の歩みや取り組み、ロボット企業を通した相模原市の魅力について伺います。

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