総務省では、「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」等に係る令和4年度事業の提案の公募及び公募説明会を、請負事業者(株式会社三菱総合研究所)を通じて実施します。
1 概要
総務省は、ローカル5Gのより柔軟な運用の実現及び低廉かつ安心安全なローカル5Gの利活用の実現に向け、令和2年度から引き続き、現実の様々な利用場面を想定した多種多様な利用環境下において、電波伝搬等に関する技術的検討を実施するとともに、ローカル5G等を活用したソリューションを創出する「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」を実施しています。
令和4年度においては、令和2年度及び令和3年度の実証結果から更なる検討が必要とされた電波伝搬等について詳細なデータを取得するとともに、引き続きローカル5G等を活用したソリューション創出に向け、開発実証事業を実施します。併せて、これらの取組を線路や道路等の線状の空間等に拡張する、特殊な環境における実証事業も実施します。
また、ローカル5Gの実活用シーンに応じた端末について、安定した電波伝搬を確保しつつ、ローカル5Gの普及展開を促進するため、ローカル5G固有の活用シーンに応じた端末システムの在り方を検討するとともに、一定以上の広さのエリア等を複数のローカル5G基地局を用いてカバーする環境等の特殊な環境下において、当該端末システムを利用する際の電波伝搬等についての詳細なデータを取得するため、端末システム試作事業を実施します。
これに伴い、本件に係る提案の公募を、請負事業者を通じて実施します。また、本事業への応募を希望する者に対し、本事業の目的、内容等についての理解を深めることを目的として、請負事業者において公募説明会を開催します。なお、本事業に応募するうえで、本説明会への参加は必須要件ではありません。
2 提案の公募
(1) 公募内容について
ア 開発実証事業(令和4年度当初予算)
・事業概要
様々な利用環境におけるローカル5Gの活用ニーズを満たせるよう、ローカル5Gの電波伝搬特性等についての検討を行うとともに、ローカル5G活用モデルの実証を行う。
・提案主体
民間企業、地方公共団体、大学、NPO法人等、電波伝搬等の技術的検討やローカル5G等を用いたソリューションについて検討等を行うために必要な関係者から構成されるコンソーシアム
イ 特殊な環境における実証事業(令和3年度補正予算)
・事業概要
線路や道路等の線状の空間等の特殊な環境下におけるローカル5Gの活用ニーズを満たせるよう、ローカル5Gの電波伝搬特性等についての検討を行うとともに、ローカル5G活用モデルの実証を行う。
・提案主体
民間企業、地方公共団体、大学、NPO法人等、電波伝搬等の技術的検討やローカル5G等を用いたソリューションについて検討等を行うために必要な関係者から構成されるコンソーシアム
ウ 端末システム試作事業(令和3年度補正予算)
・事業概要
様々な利用環境におけるローカル5Gの活用ニーズを満たせるよう、ローカル5Gでの実現性のある具体的な利用シーンを想定した上で、端末システムの試作を行うとともに、電波伝搬等に係る測定・試験・分析を行う。
・提案主体
端末システムの開発が可能な事業者等(コンソーシアムでも可)公募の詳細については、以下の請負事業者のWebサイトで御確認ください。
[https://www.mri.co.jp/news/public_offering/20220601.html]
(2)スケジュール
応募にあたっては、以下に示す2つの手順(手順1、2)の両方において、各々指定する応募書類を提出する必要があります。
詳細は2(1)に記載している請負事業者のWebサイトで御確認ください。
2(1)ア、イ、ウいずれの事業においても以下のスケジュールとなります。
手順 | 応募受付期間 | 応募書類 |
1 | 令和4年6月1日(水)14:00 ~同月15日(水)17:00 | 「エントリーシート」※1 |
2 | 令和4年6月15日(水)17:00 ~同月30日(木)17:00 | 「エントリーシート」※1 「提案書」 「提案書概要版」 「提案書簡易版」 「支出計画書」 「実施体制に係る書類」 「サプライチェーンリスク対策に係る書類」 |
※1 「エントリーシート」に記載いただいた内容は、総務省及び請負事業者において応募内容の概観把握に活用するため、提案書と齟齬がないようにご留意ください。なお、手順1で「エントリーシート」に記載した内容について、手順2の提出時に変更することも可とします。
3 公募説明会の開催
請負事業者において、以下のとおりオンラインにて開催します。
(1)開催日時
令和4年6月6日(月)13:00~14:30
(2)開催方法
Microsoft Teams によるウェビナーを予定。※2
※2 説明会当日の動画については、後日、公募期間が終了するまでの間、2(1)に記載している請負事業者のWebサイトにて公開します。
(3)申込み方法等
2(1)に記載している請負事業者のWebサイト上の参加受付フォームから令和4年6月6日(月)13:00までにお申込み下さい。
詳細は参加申込みをされた方に後日メールにて請負事業者からご連絡します。
連絡先
・電波伝搬等に関する技術的検討
総合通信基盤局 電波部 移動通信課
(担当:水井課長補佐、江本官)
電話:03-5253-5895(直通)
・課題解決モデルの構築(以下を除く内容)、その他本事業全般
情報流通行政局 地域通信振興課
デジタル経済推進室
(担当:小笠原課長補佐、田中主査、千代田官、林官)
電話:03-5253-5757(直通)
・課題解決モデルの構築(端末システム試作事業に係る内容)
情報流通行政局 地域通信振興課
デジタル経済推進室
(担当:山崎課長補佐、深水官)
電話:03-5253-5757(直通)
【応募に関する問い合わせ先(請負事業者)】
株式会社三菱総合研究所
デジタル・イノベーション本部
担当:友部、土橋、牧山、伊藤
E-mail:local5g-jimu_atmark_mri.co.jp
※ 迷惑メール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。
お申込み、詳細は次のURLをご確認ください
https://www.mri.co.jp/news/public_offering/20220601.html
掲載内容は、掲載日時点のもので、掲載内容に注意を払って確認をしていますが、変更や転載誤り等の可能性がありますので必ず公式サイトをご確認ください。