この度、令和4年度水素内燃機関活用による重量車等脱炭素化実証事業の二次公募を開始することとなりましたので、お知らせします。
1. 環境省は、脱炭素社会の構築に向けた再生エネルギー等由来の水素の活用を推進するため、水素内燃機関活用による重量車等脱炭素化実証事業を行います。
2. 水素内燃機関活用による重量車等脱炭素化実証事業の二次公募を開始しますので、お知らせします。
3. 公募実施機関は、令和4年11月15日(火)~同年12月6日(火)17:00です。
詳細な説明
■事業の全体概要
我が国の温室効果ガス削減に係る目標としては、2030 年度に2013年度比で46%削減、更には2050年までにカーボンニュートラル、そして「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」における早期の脱炭素社会の実現が長期目標として掲げられています。この目標を実現するためには、あらゆる分野でさらなるCO2削減が必要不可欠です。
CO2削減の方策としては、再生可能エネルギーをはじめとして多様なエネルギー源から製造が可能で、様々な形態で貯蔵できることに加え、利用段階でのCO2排出がない水素の利活用が注目されています。このように、脱炭素化社会の構築に向けては、再生エネルギー由来の水素の利活用が必須となっていますが、供給コストの高さや事業環境の未確立がネックとなり、社会普及の課題は多く残されています。そのため、脱炭素化社会構築のさらなる加速化に向けて、再生エネルギー由来水素の利活用を、国が多方面から支援していくことが重要となっています。
他方、様々な分野で脱炭素化が取り組まれているところですが、運輸部門の脱炭素化も大きな課題となっています。とりわけ、電動化が困難である重量車両等におけるCO2排出削減は喫緊の課題です。
以上のような背景を踏まえて、本事業では、水素利活用の選択肢を増やすため、重量車両等に着目し、水素内燃機関を活用した車両の開発・実証を行います。本事業を通じて、CO2排出量の大幅な削減を実現すること、及び、それを通じて第5次環境基本計画に掲げる「地域循環共生圏」の構築と「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」で掲げる早期の脱炭素社会の実現に貢献することを目的としています。
■対象及び内容
対象:民間企業 等
内容:委託、補助
■予算及び事業期間
今回公募を行う事業全体の予算額は5億円(委託1.5億円、補助3.5億円)(補助金は総事業費ベースになりますので、補助率1/2以内で1億円~3.5億円程度。)(前年度からの継続課題を除く)とします。
提案内容に応じて、委託又は補助の区分を選択してご応募ください。
原則として各課題における実施期間は令和6年度までとします。
本事業では、各年度末に中間評価を行い、事業継続の可否について審査します。
お申込み、詳細は次のURLをご確認ください
https://www.env.go.jp/press/110979_00007.html
掲載内容は、掲載日時点のもので、掲載内容に注意を払って確認をしていますが、変更や転載誤り等の可能性がありますので必ず公式サイトをご確認ください。